住信SBI、ランク制度大改定 勝者と敗者がくっきり分かれるワケ(1/4 ページ)
住信SBIネット銀行が2026年5月に「スマートプログラム」を大改定する。クレカ・アプリ利用者は優遇縮小、一方給与受取層はメリット拡大。銀行は顧客選別を進め、収益性重視の経営にかじを切ったようだ。
住信SBIネット銀行(東京都港区)が2026年5月、優遇プログラム「スマートプログラム」を大改定する。発表直後、ネット上では「改悪だ」「いや改善だ」と評価が真っ二つ。スマホアプリを入れるだけで優遇されていた制度が終わり、クレジットカード保持者も降格。一方、給与受取などで使う層には追い風だ。同じ改定で、なぜ評価が割れるのか。
カードホルダーと「アプリだけ」ユーザーの落胆
まず、明確な「敗者」から見ていこう。
1つ目は各種クレジットカードの保持者だ。従来、プラチナデビットカード(年会費1万1000円)を持っているだけで、無条件に最上位となり、ATM・振込が月20回ずつ無料だった。ミライノカードのゴールドやプラチナも同じである。ところが新制度では、プラチナデビット保持者への優遇が消滅。ゴールド・プラチナ保持者もVIP(月15回)への降格が確定した。
Xでは阿鼻叫喚だ。「プラチナデビット会員であっても最高ランクにならなくなったってこと? それなら確実に解約するわ。とんでもない改悪」。別のユーザーは「大改悪」と一言。年会費を払っているのに格下げ。そりゃ怒るだろう。
もう1つの敗者は「アプリだけ」ユーザーである。従来、スマホアプリ「スマート認証NEO」を登録するだけで、月5回の無料特典があった。サブバンクとして気軽に使えたわけだ。ところが新制度では、給与受取か預金50万円以上が必要になる。「スマプロの判定が総預金残高から普通預金残高に変更されて痛い」「改悪地獄の始まり?」との声もある。ライトユーザーにとっては、明らかにハードルが上がった。
さらに痛いのは、新設される上乗せポイントの有効期限が3カ月しかない点だ。従来のスマプロポイントは約3年有効だった。「ケチ臭い」との声も当然である。
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