インタビュー
「茶色じゃないカレー」が100万個突破 ハウスが“色”にこだわった理由(2/4 ページ)
ハウス食品が7月に発売した「3色のカレー」が、通年販売から3カ月で100万個を突破した。白・黒・赤のカレーは、家庭でも手軽に見た目の彩りを楽しめる点が支持され、新たなターゲット層の獲得にもつながった。
顧客を「価値観軸」で7つに分類
「従来はルウカレーのユーザーが求めるスパイシーさや、コクに応える製品開発をしていた」と光安さんは説明する。しかし、既存ユーザーのニーズに応えるだけでは、新たな需要を取り込めないと判断し、2023年に約4万人を対象に大規模な消費者データを分析した。
分析では、ルウカレーのユーザーに限定せず、調理する人全般を対象に、性別や年代といった属性ではなく、「料理意識」や「食の嗜好(しこう)」といった価値観に基づき顧客セグメントを分類した。
これにより、「手料理こだわり」「堅実食生活」「料理エンジョイ」「タイパ志向」「中食・料理チャレンジャー」「節約志向」「簡単派」という7つのセグメントが浮かび上がった。
従来のルウカレー購入層は、「手料理こだわり」や「堅実食生活」の層が中心だったが、同社はこれまでアプローチできていなかった「料理エンジョイ」層に注目。この層は、20〜30代女性が中心で、料理や食卓の見栄えを重視し、流行に敏感という特徴があった。
「これまでのターゲット層とは違うセグメントに見合った企画が必要だった」と光安さんは振り返る。この層をターゲットに、食卓の「彩り」と「華やかさ」を演出できるよう、ソースの色味を変えたカレーの開発に着手した。
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