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なぜ、運転がワクワクする音になるのか? ヤマハ3輪EV“音づくりの秘密”に迫るインタビュー劇場(不定期公演)(5/5 ページ)

ジャパンモビリティショーで、ヤマハの3輪EV「TRICERA proto(トライセラ プロト)」が登場した。3輪手動操舵(3WS)の特徴とは何か。エンジン音の開発に携わる担当者に話を聞き、音の奥深さに迫った。

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音源は数千種類に

土肥: 元の音を超えるレベルの音を開発していく、というわけですね。ちなみに、音源はどのくらいあるのでしょうか?

田中: 数千種類ですね。

土肥: た、たくさんありますね! 以前、飲食チェーンでメニュー開発の担当者に話を聞いたことがあって、その店では「数千のレシピがある」と言っていました。実際に店頭に並ぶのは100種類ほどですが、「それくらいないと、新メニューはつくれない」とのことでした。

 料理でたくさんのレシピを持っているからこそ新しいメニューが生まれるように、クルマのエンジン音も、数千の音源があることでリアルな音づくりにつながるということですか?

田中: ですね。ギミックっぽい音だと思われないよう、「リアルな音」を追求した結果、音源は数千種類になりました。現状の音にはまだ満足していないので、音源の数はこれからも増えていきそうです。

(おわり)

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