「山形新幹線E8系」コラボ椅子が登場 紅花や青緑のグラデーションを再現:プロダクトInsights
健康家具ブランドEMOORを展開するエムールは、JR東日本の山形新幹線 E8系とコラボした「ポケットコイル 高座椅子」を発売した。
プロダクトInsights
日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
健康家具ブランドEMOORを展開するエムール(東京都立川市)は、JR東日本・山形新幹線E8系とコラボした「ポケットコイル 高座椅子」を発売した。価格は普通席デザインが8万円、グリーン席デザインが9万5000円。
エムールは、JR東日本公式ライセンス商品第1弾として、北陸新幹線 E7系とコラボした「ポケットコイル 高座椅子」を5月に発売。今回の山形新幹線 E8系コラボは、それに続く第2弾となる。
同製品では、高座椅子シリーズ「れおん」「かなた」をベースに、ポケットコイル構造(小さな袋にコイルを一つずつ包んだ構造)を採用。座面と背もたれには、山形新幹線E8系で実際に使用されている生地を使用した。
普通席のデザインは、山形の特産品「紅花」をモチーフにグラデーションカラーを施した。実車と同じモケット生地を用い「鮮やかで温もりのある色合いに仕上げた」(同社)としている。
グリーン席デザインは、月山の緑と最上川の青緑を組み合わせ、「山形らしさ」を感じるカラーテーマにした。光沢のある生地は伝統織物「亀綾織」をイメージし、サイドには本革を使用した。
新幹線ではできなかった座面の高さを調整可能にした。普通席は3段階、グリーン席は8段階に変更できる。グリーン席は脚とひじ掛が別パーツなので、座面を上げ下げしてもひじ掛の高さは変わらない。調整は付属の六角レンチで簡単に行えるようにした。
背もたれはどちらも無段階でリクライニング可能。足・お尻・腰・背中に体重が分散される構造となっている。
首や頭を支える14段階可動式ヘッドレストを搭載した。深くリクライニングした際は、ヘッドレストを立てて頭と首を支える構造。専用カバーは取り外し可能で、清潔に保てるようにした。
サイズは普通車デザインが60(幅)×約94〜100センチ(高さ)×最大約95(奥行)、グリーン席デザインが60(幅)×約90〜112センチ(高さ)×最大約119(奥行)。重さは普通車デザインが約11キロ、グリーン席デザインが約14.5キロ。
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