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「一番搾り 糖質ゼロ」5年で8億本 なぜ“主力ブランド”で勝負したのか、担当者に聞いた(1/5 ページ)
「一番搾り 糖質ゼロ」が発売から5年で累計8億本を突破した。糖質ゼロという難題に、なぜキリンは主力ブランドで挑んだのか。開発の経緯や狙いを、担当者の言葉から読み解く。
キリンビール(以下、キリン)の「一番搾り 糖質ゼロ」(オープン価格。セブン-イレブンで350ミリリットル、237円)が累計販売本数8億本を突破した。
ビールカテゴリーでは国内初となる「糖質ゼロ」を実現した同商品は、2020年10月の発売から約5年で、キリンを代表する主力商品の一つとなっている。なぜ、一定の支持を集めているのか。
開発がスタートしたのは2015年。背景には、健康意識の高まりを受け、糖質を気にしてビールから離れる消費者が増えていたことがある。
キリンのマーケティング部で、ビール類カテゴリー戦略を担当する柴田昂希さんは「おいしいビールを気兼ねなく飲みたいという声に応える商品を作ろうと考えた」と振り返る。
ビールは麦芽とホップを主原料とし、麦芽由来の糖質がビール特有の旨味をもたらす。酒税法上、ビールは麦芽を50%以上使用する必要があり、発泡酒や新ジャンルのように他の原料で補うことができない。
糖質をゼロにしながらおいしさを保つ――。相反する課題への取り組みだったことから、試作は350回以上に及んだ。通常の新商品開発は数十回程度というから、開発に相応の時間と回数をかけていたことが分かる。
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