2015年7月27日以前の記事
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「今やりたくない」が無限ループ…… 先延ばしの悪循環から抜け出す、最初の一歩とは(4/5 ページ)

嫌なことをやらなければならないとき、人はネガティブな感情を抱くが、タスクを先延ばしにすると罪悪感が加わり、その感情は余計に強くなる。ソルツゲバー氏が執筆した『科学的根拠で 先延ばしグセをなくす』より、最初の「嫌だ」を受け流し、やらなければならないタスクを実行する方法について解説する。

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ポイントは「感情をそのまま受け入れる」こと

 この秘訣を使いこなすためのカギは「感情をそのまま受け入れる」ことにある。抑え込もうとしたり、爆発させたり、何かでごまかそうとしたりしてはいけない。また、感情を変えようとしたり、排除しようとしたりする必要もない。

 ただありのままを受け入れるだけでいい。もがく必要はない。ただそのままの状態で経過を見守ろう。心と折り合いをつけて、その感情が過ぎ去るのを待ち、少し経ったら行動に移す。それだけのことだ。これが、この秘訣のすべてである。

 ばかばかしいほどシンプルに思えるかもしれないが、実際には驚くほどの効果がある。数千年の歴史と、無数の科学的研究がその有効性を裏付けている。ぜひあなたもこの方法を試してみて、その効果を実感してほしい。ただし、この秘訣を使いこなすには、一つだけ重要な条件がある。

 それは「自分が先延ばしをしている」と気付くことだ。気付きがなければ、この方法を使うことはできない。例えば、寝る前に「今日勉強すべきだった」と思っても、それではもう遅い。


出所:ゲッティイメージズ

 この秘訣は「今この瞬間」に使うべきものであり、あとから思い返しても意味がない。だからこそ、先延ばしに気付くことがとても重要なのだ。

 「気付き」がなければ、人生を変えるチャンスは得られない。何が起こっているのかも分からず、ただ衝動に流されるだけの毎日になる。そんな人生を送ってほしくない。だからこそ「気付き」を大切にしよう。

 哲学者ソクラテスは「『気づき』のない人生は生きるに値しない」と語った。神父であり心理学者でもあるアンソニー・デ・メロ師もこう言っている。「『気付き』のない人生は機械のような人生である。もしそうなら、石ころや材木のほうがまだましだ」と。

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