「1億人が遊ぶゲーム」の正体とは? 世界で広がる“新しい娯楽人口”:ゲームビジネス(2/3 ページ)
オンラインゲームが普及したことで、人気の基準は販売本数からアクティブユーザー数へと移っている。世界では1億人超のタイトルも珍しくなく、日本でも約5400万人が日常的にゲームをプレイする時代である。
21億人がプレイするゲームの特徴
全世界で1億人のプレイヤーが遊ぶタイトルは、総じてどんなカテゴリーのタイトルでしょうか。
ゲームジャンルとしてはさまざまですが、共通しているのは、オンラインゲームであることです。
ゲームは、もともとひとりで、もしくは2〜4人程度で集まって楽しむものでした。それを一気に数十人、数百人単位で遊べるようになったのがオンラインゲームです。
オンラインゲームの人口が一気に増加したのは、MMO RPG(多人数参加型ロールプレイングゲーム)の登場だと言われています。これまで個人で冒険していましたが、オンラインになることで多くの人と一緒にプレイできるようになりました。
これまでのRPGであれば、自分以外の仲間や敵はすべてNPC(ノンプレイヤーキャラクター)で、プログラムされたものです。それに対して、MMO RPGはキャラクターの多くがプレイヤーで、それぞれの意志で動くものとなっています。そのため、他のプレイヤーと一緒に協力して、強大な敵を倒したり、アイテムを交換したりという、対人ならではの遊び方ができるようになったのです。
オンラインゲームが流行すると同時に、ネット回線も進化し、より快適でより複雑なゲームで遊べるようになりました。ISDN、ADSLを経て、光回線が当たり前となった現在では、高速かつ大容量の通信が可能となり、オンラインゲームにも大きな恩恵がもたらされたと言えるでしょう。
そのひとつが、『PUBG』(2017年サービス開始〜)や『フォートナイト』(2017年サービス開始〜)、『エーペックスレジェンズ』(2019年サービス開始〜)などのバトルロイヤル系シューティングゲームの登場です。
これらのゲームでは、例えば、無人島に100人のプレイヤーが集められ、武器や防具を現地調達し、最後のひとりとなるまで戦い合うといった体験ができます。さながら小説や映画で大ヒットした『バトル・ロワイアル』の世界をそのままにしたゲームです。
そこからバトルロイヤル系シューティングが人気ジャンルとして確立し、多くの同ジャンルのタイトルがリリースされました。その中から5000万人以上の月間アクティブユーザー数を数える大ヒットタイトルもいくつも登場しました。
さらに、このジャンルが細分化され、5対5で陣取り合戦をするMOBAというジャンル(リーグ・オブ・レジェンドやドータ2)や、5対5で拠点の防衛と占領を目指すタクティカルシューティング(レインボーシックス シージ、カウンターストライク、ヴァロラントなど)のジャンルがあり、それらも多くのアクティブユーザー数を誇っています。
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