ファミコンはなぜ特別だったのか スペースインベーダーから始まった物語:ゲームビジネス(1/4 ページ)
スペースインベーダーが社会現象となり、ゲームセンター文化が芽ばえたのち、ファミコンが登場し家庭にテレビゲームが広がった。アーケードと家庭用の境界を変えた“特別な存在”が、どのように誕生したのかをたどる。
この記事は、書籍『ゲームビジネス』(岡安学/クロスメディア・パブリッシング)に、編集を加えて転載したものです。なお、文中の内容・肩書などは全て出版当時のものです。
みなさんが最初に手に触れたゲーム機はなんですか?
最近、eスポーツの若手プレイヤーに最初に遊んだゲーム機の話を聞くと、プレイステーション2であったり、ニンテンドー64であったりと、「つい最近のハードでは?」と思われる答えが返ってきます。結構ベテランのプレイヤーに話を聞いても、スーパーファミコンであったりPCエンジンであったりで、それも物心ついたときには家にあったというゲーム機ネイティブ状態です。おそらく、多くの読者の方もそれに当たるのではないでしょうか。
私が幼少の頃はテレビゲームが家庭にあるところはほとんどなく、現在のようなアミューズメントスポットとしてのゲームセンターも存在しませんでした。
1978年、7歳の頃にタイトーから『スペースインベーダー』が発売され、社会現象となるほど流行しました。ゲームセンターの前身とも言える『スペースインベーダー』専門の遊技場であるインベーダーハウスが登場し、それ以前では、ホテルのロビーやデパートの屋上などにピンボールなどを設置したゲームコーナーがあるくらいでした。『スペースインベーダー』が流行してからは、喫茶店のテーブル代わりに『スペースインベーダー』が置かれたほどです。
小学1年生には1ゲーム100円で遊ぶのは難しかったのですが、インベーダーハウスに行ったことはありました。このときの衝撃がゲームをプレイし続けるきっかけになったと言えるでしょう。
一応、『スペースインベーダー』ブームを経験したと言えますが、まだ子どもだったため、どのくらいの規模の社会現象となったかは体感ではわかりませんでした。先述した喫茶店を始め、どこにでも設置されていたり、100円玉不足になったりと、当時のニュースを見直す限りでは、かなりの規模だったのではないでしょうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
『サザエさん』『ドラえもん』『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』――最も高い家に住んでいるのは? 査定してみた
国民的アニメの主人公は、どんな家に住んでいるのでしょうか? 『サザエさん』『ドラえもん』『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』の自宅を査定したところ……。
東横インの「47都道府県バッジ」が人気 富士山は静岡か山梨か、小さな争奪戦
東横インが発売した「ご当地GENKIバッジ」は、各都道府県の名物とホテルがデザインされた全52種のコレクション。コンプリートには47都道府県を巡る必要があり、SNSでも話題となっている。
なぜ、1000円超の分度器が人気なのか 測定メーカーがこだわった「4つのポイント」
小学生向けの1000円超の分度器が話題に。精密測定メーカー・新潟精機が開発した「両面タイプ」「色分け」「0度合わせ」「快段目盛」の4つの工夫で、子どもも使いやすく保護者からも注目されている。
IT人材は東京のどこに住んでいる? 首都圏の“知られざるテックエリア”を地図で見る
首都圏に集中するIT人材の居住傾向を可視化。中野や下北沢、五反田など、意外な“隠れたテックエリア”の分布や、若手エンジニアが選ぶ街の特徴をデータで読み解く。

