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万博の好影響は今も…… 駅弁コラボや“酢飯”炊飯器 外食産業の未来を示す実験場に:長浜淳之介のトレンドアンテナ(6/7 ページ)
万博でさまざまな「食」が展示されたが、終了後も多くのコラボや取り組みが継続している。
体験教室や、駅弁販売の継続も
グルメ杵屋は9月8〜28日に宴のフードブースに出店し、トルティーヤの器に入った冷製うどんを販売した。また、5月から3カ月間、体験コーナーで手打ちうどん教室を開催。小麦粉と塩水を混ぜる工程から、生地の足踏み、手ごね、のばし、麺切りまでの全工程を、うどん専門店「杵屋」のうどん職人の指導の下で体験できる内容だった。10月16日には「杵屋 うどん打ち教室」の公式Webサイトがオープンし、万博を起点に生まれた継続的な成果として、同教室は現在も運営されている。
駅弁老舗3社、姫路駅のまねき食品、横浜駅の崎陽軒、横川駅の荻野屋は、共同で6月9〜15日に宴のフードブースに出店した。
出店にあたり、まねき食品は1889年(明治22年)に同社が全国で初めて販売したとされる「幕の内弁当」を復刻した。
また、「峠の釜めし」で知られる荻野屋の創業140周年を記念し、まねき食品とのコラボで「関西峠の釜めし」を提案。姫路のソウルフードである「えきそば」のだしで釜めしを炊き、真鯛のほぐし身や焼き穴子など、瀬戸内海や関西の食材にこだわった。また、昆布やかつお節をベースとした関西のだし文化で崎陽軒の「シウマイ」をアレンジした「関西シウマイ」も新たに提案された。
これらの商品は、閉幕後も各駅で販売が続いている。また、神戸牛を使った3850円の「究極の神戸牛すき焼きえきそば」も、新店がオープンした際に期間限定で提供されている。
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