インタビュー
ドンキ「30〜50代女性向け」格安業態が好調 1号店に「埼玉・熊谷」を選んだワケ(3/3 ページ)
「迷路のような売り場」も「長時間滞在」も、そこにはない。ドン・キホーテが新業態で狙う作戦は?
熊谷を選んだワケ
第1号店に熊谷のニットーモールを選んだ理由も、データに基づいている。ドンキ利用者の移動データを分析すると、商業施設を利用する層は、ロードサイドにあるドンキにはあまり足を運んでいないことが判明した。こうした層にドンキとの接点をつくる狙いもある。
スーパー「ヤオコー」やドラッグストア「マツモトキヨシ」といったテナントが同フロアに位置するニットーモール店は、狙いとする30〜50代女性が回遊する、まさに「日常の動線上」にあったというわけだ。
オープンから約1カ月。購買点数は想定以上に伸び、客単価は計画比130%を記録。客層も狙い通り30〜50代女性が65%以上を占めるなど、滑り出しは「合格点」(竹田氏)だという。
今後は「どんな立地でも30〜50代女性の需要を獲得することを目指す」と竹田氏が意気込むように、多層階の商業施設やスーパーのない環境、都心部といった異なる立地条件でも利益を出せるか検証を進めた上で、5〜10年スパンでの全国展開を目指すという。
物価高が続く日本において、消費者の「節約」と「潤い」を同時に満たそうとするPPIHの新業態。どこまで通用するか注目だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
書類でよく見る「シヤチハタ不可」、シヤチハタ社長に「実際どう思ってますか?」と聞いたら意外すぎる答えが返ってきた
ハンコで国内トップメーカーのシヤチハタが、2025年に創業100周年を迎える。気になっていた質問をぶつけてみた。インタビュー後編。
ドンキ、「キックボードへの変形機構」備えたキャリーケース発売へ
ドン・キホーテがまた“変わり種”商品を投入するようだ。
ニトリの「着る毛布」販売累計200万枚に 暖冬と物価高で起きた「変化」
ニトリの「着る毛布」が累計200万枚を突破した。記録的暖冬と物価高が続く中、消費者の防寒対策ニーズに起きた変化とは。
デニーズ「1400円ラーメン」が好調 「1000円の壁」乗り越えた要因は?
デニーズが期間限定で販売している「味噌らぁ麺〜五重(いつつがさね)の味噌」が好調だ。どんなラーメン?
部下に「仕事は終わってないですが定時なので帰ります」と言われたら、どう答える?
企業にとって残業しない・させない文化の定着は不可欠だ。しかし――。