調査リポート
「賃上げ」も「採用」も容易ではない――中小企業が直面する“現状維持”の葛藤:フリーウェイジャパンの調査(2/4 ページ)
中小企業は今、どのような選択を迫られているのだろうか。フリーウェイジャパンは、中小企業の従業員・代表取締役と個人事業主を対象に、2025年度下期の経営状況についてアンケート調査を実施した。
成長よりもリスク回避か 事業戦略、何を変えた?
2025年度下期に事業戦略・ビジネスモデルの見直しや対策を「実施した」のは25.4%だった。
具体的な対策については「既存の商品・サービスの見直し、アップデート」(39.0%)、「新しい商品・サービスの開発」(35.6%)、「取引先の見直し」(24.7%)が上位となった。2026年度上期に予定している施策についても、同様の傾向が見られた。
多くの中小企業が、大きな成長や撤退に踏み切るよりも、慎重な姿勢を取っている実態がうかがえる。
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