インタビュー
「スーツケース放置」空港の困りごとを解決? 衣類を7分の1にする装置が効く理由(3/4 ページ)
インバウンド急増で社会問題化するスーツケース放置。衣類を最大7分の1に圧縮する装置が、空港の困りごとをどう解決するのか。実証実験の結果と事業化への展望を追った。
航空会社の遅延防止にも期待
実験では、設置場所を日によって変えて効果を検証した。荷物を整理整頓するリパック台の付近や土産物店の近くなど、場所によって利用者の反応を探った。
利用した人からは「スーツケースを買おうと思っていたが、買わなくて済んだ」などの意見のほか、「スペースが空いたので、追加で土産を買った」という声が寄せられた。スペースの創出が、空港内での購買意欲を刺激する副次的効果も確認できた。
実験に協力した空港や航空会社からも、高い評価が寄せられている。空港側はスーツケースの不法投棄対策として有望視しているほか、航空会社からは機内持ち込み手荷物の削減効果に期待する声が上がった。
衣類を圧縮してスーツケースに収めることで機内に持ち込む荷物が減り、搭乗時の頭上収納への出し入れ作業が減れば、出発時間の遅延防止にもつながるためだ。
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