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富士そば「外国人観光客お断り」は悪なのか 立ち食いそば騒動が問いかけた現実:スピン経済の歩き方(2/6 ページ)
庶民の味方である立ち食いそばに、外国人観光客が押し寄せる現象が起きている。外国人観光客お断りを示す店舗もあるが、「そば」が本当の意味でも世界に愛される日本食になるためにできることとは。
「立ち食いそば」は誰のものか
……という話を聞くだけで、ムカムカする人もいるかもしれない。先ほど述べたように「立ち食いそば」は庶民の味方であり、忙しくて小遣いの少ないサラリーマンのオアシスでもある。
そこへ大きなスーツケースを引きずった外国人観光客が大勢で押しかけて、注文した品が来るたびにスマホで記念撮影をしたり、地図やガイドブックを広げて談笑する様子を見て、イラッとする人は多いはずだ。昼休みの時間が限られている人などは「時間に余裕があるのに、なんで昼休みにオフィス街のこんな店に来るんだよ」と腹を立ててしまう人もいるだろう。
サラリーマンや庶民が毎日のように利用する「立ち食いそば」ぐらいは「鎖国」、つまり外国人観光客は全面立ち入り禁止でもいいのではないか――。もっとも、今のご時世、「排外主義者」と叩かれてしまうので黙っているものの、心の奥底ではこのように感じている人も多いのではないか。
そんな日本人の「静かな怒り」を象徴するような騒動が2025年末、先ほど登場した「富士そば」で起きている。都心のオフィス街にある店舗の入り口に「Notice」と書かれた掲示を出し、英語、中国語、韓国語で以下のようなメッセージを掲示したのだ。
「旅行者の方は、ランチタイムの来店をご遠慮ください。当店は、この近辺で働く人たち・学ぶ人たちを優先します」
ちょっと前に注目を集めた「日本人ファースト」を、これ以上ないほど分かりやすく実践した店というワケだ。
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