インタビュー
40年続いた“社内のタブー”を破った シャウエッセン「夜味」は、なぜ売れたのか(1/5 ページ)
発売から40年。ウインナーは「朝食向け」という社内の常識を疑い、夜の食シーンに踏み込んだシャウエッセン「夜味」。ブランドの軸を守りながら、なぜ新しい需要を掘り起こすことができたのか。その舞台裏を追った。
日本ハム「シャウエッセン」の売上高が、過去最高の800億円を突破した。2030年に1000億円という目標を掲げ、堅調に伸ばしている。しかし、発売から40周年を超えるロングセラー商品ゆえの課題も顕在化していた(課題については後述する)。
打開策として登場したのが、2024年10月から2025年1月まで、期間限定で発売した「シャウエッセン 夜味」だ。初月で目標の3倍を売り上げるなど話題となり、2025年10月から再び限定品として復活した(2026年1月まで)。なぜ、シャウエッセンは「夜」にフォーカスした商品を投入したのか。
夜味は、シャウエッセンブランドにおいて5年ぶりの新フレーバーであり、通常品よりスパイスとスモーク感を強化することで、白ご飯に合う濃厚な味わいに仕上げた。希望小売価格は、2束で583円(通常品は同702円)。
最大の特徴は、ブランド史上初めて「焼き調理」を公式に推奨した点にある。社内で長年タブーとされてきた調理法を解禁したことで、発売後はSNSで話題が広がり、30〜40代男性を中心に支持を集めた。期間限定販売が終了するころには、「夜味ロス」を訴える声も上がった。
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