SNSでオモチャ化する「謝罪会見」 プルデンシャルは何を読み違えたのか(1/4 ページ)
近年、謝罪会見がSNSでオモチャにされている様子をよく目にする。1月23日に実施された、プルデンシャルの謝罪会見も例外ではない。同社は何を読み間違え、SNSでオモチャとして扱われてしまったのか。
外資系生命保険会社のプルデンシャル生命は、社員や元社員らが顧客から金銭をだまし取ったことなどを受けて、新規契約の販売活動を2026年2月9日から90日間自粛する。
100人以上の社員や元社員による金銭搾取で、約31億円を不適切に受け取っていたことが明らかになった今回の事案。間原氏は一連の問題の責任を取り、2月1日付で引責辞任した。当初は顧問に就任する予定だったが、この人事は撤回され、会社を離れることとなった。
この3週間弱で事態が動いた背景には、間原氏らが登壇した謝罪会見と、それによる風評の変化が間違いなくあるだろう。
1月23日の会見では、ピシッと決まったスーツに身を包んだ上で、記者クラブに所属する媒体と、そうでないメディアの席次に差を付けているように見える対応が、SNS上で「高圧的だ」「反省しているように思えない」などと反感を買っていた。ここでブランドイメージを低下させてしまった影響は、多少なりともあるはずだ。
筆者はネットメディア編集者として、10年以上にわたって「記者会見に対するSNSユーザーの受け止め」を定点観測してきた。その経験から、まず感じたことは「また謝罪会見がオモチャとして消費されている」という印象だった。
「また」と言うのは、最近の謝罪会見には、そうした傾向があるからだ。なぜ謝罪会見はオモチャ扱いされるのか。それを考えた先には「オモチャにされない謝罪会見」が見えてくるはずだ。
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