SNSでオモチャ化する「謝罪会見」 プルデンシャルは何を読み違えたのか(2/4 ページ)
近年、謝罪会見がSNSでオモチャにされている様子をよく目にする。1月23日に実施された、プルデンシャルの謝罪会見も例外ではない。同社は何を読み間違え、SNSでオモチャとして扱われてしまったのか。
プレデンシャルの謝罪会見、何がオモチャにされたのか
オモチャにされる会見は“イジリがいのある要素”を持っている。プルデンシャルの例で言えば、まるでそのまま営業に出るかのような、ヨソ行きの格好だったことが、大きな構成要素となった。
こうした「分かりやすい異変」をフックに、謝罪会見がエンタメとして消費される例は、SNS普及以前から存在していた。
例えば、2007年に起きた高級料亭「船場吉兆」による食品偽装疑惑では、取材陣への回答内容を小声で指示する「ささやき女将(おかみ)」が話題となった。2000年の雪印集団食中毒事件で、当時の社長が「私は寝てないんだ」と発したシーンも、いまなお掘り返されている。
ここ数年でも、中古車大手ビッグモーターの保険金不正請求問題(2023年)での「ゴルフを愛する人への冒瀆(ぼうとく)」発言や、知床遊覧船事故(2022年)の「赤いネクタイで土下座」、セブン-イレブン系列の決済サービス「7pay(セブンペイ)」の不正アクセス(2019年)をめぐる「経営トップが(セキュリティー上重要であるはずの)“2段階認証”を知らなかった件」などが、オモシロ枠として扱われてきた。
これらの共通点としては、「状況の無理解」や「パワーワード」が視聴者に違和感を与え、それをそのままSNSに拡散できる“実況性”を備えている点が挙げられる。
また、フジテレビの10時間半会見のように、報道陣の質問でカオス化するパターンもある。いずれにせよ、会見がグダつくことで、視聴者の目的は「真相を追究したい」から「スカッとしたい」へと変わり、オモチャ化が加速していくのだ。
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