インタビュー
動画を「わざわざ」手渡せるチェキが登場 なぜ15秒までなのか(4/5 ページ)
スマホで動画を即座に共有できる時代に、富士フイルムは「動画を手渡す」チェキを投入した。撮影時間は最大15秒。その制限には、撮る側と受け取る側の距離を縮めるという、同社なりの思想がある。なぜ15秒なのか、その狙いを追った。
なぜ15秒なのか
エボシネマで撮影できる動画の長さは、最大15秒に制限している。高画質・長時間録画を競う一般的な動画カメラとは、一線を画す。
かつての動画は、長時間撮影して保存し、あとから見返すものだった。しかし、現代の主流はショート動画であり、今この瞬間を共有する手段へと変化している。同社のユーザー調査でも、日常的に撮影される動画の多くは、数秒から数十秒だという。
同社は、15秒という制限があるほうがカットを割りやすく、共有される側にとっても再生しやすいと考えた。
メインターゲットは、モノやライフスタイルにこだわる20代後半の男性としており、嶋さんは「身近な人を撮るような距離感で、難しい設定を考えずに気軽に動画撮影を楽しんでほしい」と語る。
一方で、より特別感のある動画を作成したいというニーズもある。専用アプリでは、複数の動画を組み合わせて最大30秒まで編集できる機能を用意し、映画のようなオープニングまたはエンディングの追加にも対応。撮影した動画を総集編にして渡す、といった利用シーンも想定している。
撮影した動画データは、アプリ経由でサーバーに2年間保存されるが、保存期間延長についての要望も多いことから、対応を検討しているという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
衰退するシャープは「日本そのもの」か “世界の亀山モデル”が失敗パターンにハマった理由
シャープが、テレビ向け大型液晶パネルの生産を2024年9月末で終了すると発表した。同社はまるで「世界の変化に対応できず」衰退していく「日本そのもの」のようだ。なぜかというと……。
東横インの「47都道府県バッジ」が人気 富士山は静岡か山梨か、小さな争奪戦
東横インが発売した「ご当地GENKIバッジ」は、各都道府県の名物とホテルがデザインされた全52種のコレクション。コンプリートには47都道府県を巡る必要があり、SNSでも話題となっている。
6万円で苦戦したのに、なぜ8万円でヒットしたのか イワタニが炊飯器の“居場所”を変えたワケ
アウトドア向け炊飯器として登場し、6万円で苦戦したイワタニの炊飯器。機能はほぼ変えず、価格は8万円に引き上げた新モデルがヒットした。その背景には、用途や競合を見直し、商品の“居場所”を家庭に移した戦略があった。
なぜ、1000円超の分度器が人気なのか 測定メーカーがこだわった「4つのポイント」
小学生向けの1000円超の分度器が話題に。精密測定メーカー・新潟精機が開発した「両面タイプ」「色分け」「0度合わせ」「快段目盛」の4つの工夫で、子どもも使いやすく保護者からも注目されている。

