調査リポート
経理の若手社員に求められるスキル 「簿記3級レベル」は不十分?
調査から、経理の若手社員に求められるスキルが分かった。求められるスキルの2位は「自社サービス・ビジネスモデルの理解」だった。1位は?
経理担当者は若手社員にどんなスキルを求めているのか。通信費や水道光熱費などの一括請求サービスを提供するインボイス(東京都千代田区)によると、最も多かったのは「Excel操作(関数、ピボット、マクロなど)」(38.2%)だった。
2位は「自社サービス・ビジネスモデルの理解」(36.1%)、3位は「業務の背景を理解する姿勢」(34.8%)と続いた。
簿記知識が必要であると回答した人を対象に求めるレベル感を尋ねた。「日商簿記2級レベル(決算処理・工業簿記)」(53.2%)が半数を占め、「日商簿記1級レベル(本格的な会計処理)」(24.5%)も一定数あった。
一方「日商簿記3級レベル(取引の理解・仕訳)」(16.0%)は少なく、基礎知識だけでは業務に対応しきれない実態が見てとれた。
若手育成で難しいと感じていることは「OJTが属人的になってい る」(31.9%)が最多となり、以降「自発的に学んでもらえない」(30.9%)、「他の業務が優先されて育成が後回し」(29.3%)と続いた。
同社は「若手育成が進みにくい要因は、属人化・時間不足・学習定着の弱さの3つに集約されており、管理者は仕組み化や育成リソースの見直しが求められている」と分析した。
調査は、経理担当者441人を対象にインターネットで実施した。期間は2025年8月18〜20日。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
中小企業、8割が「DXを進めたことで作業が増えた」経験 なぜ中小のDXは進まない?
中小企業のDXはなぜ進まないのか? 実際、中小企業の8割が「DXを進めたことで作業が増えた」とも回答している。
ローソンの車中泊は、単なる「場所貸し」ではない 見落とされがちな体験価値とは
ローソンが実施している「車中泊」サービス、これは単なる「空いている場所を貸す」というビジネスにはとどまらない価値がある。利用者はどのような「価値」を見いだしているのか。
倒産寸前なのに年収100万円アップ 売上38億円のV字回復を実現した、山梨のプリント企業の「決断と狙い」
Tシャツなどのオリジナルプリントグッズの製作を展開するフォーカスは2020年のコロナ禍、倒産の危機に陥った。しかし現在はV字回復を果たし、売り上げは約38億円に上る。この5年間、どのような戦いがあったのか?
年商54億円企業を「突然」継いだ兄弟 役員・社員が辞めていく中でも改革を続けたワケ
2023年12月、不動産会社のハタスで衝撃的な事業承継が行われた。当時、20代前半の兄弟が年商54億円の会社を突然継ぐことになったのだ。自分たちなりに改革を進める中で、役員や社員の退職も起こった。それでも改革を続けた2人の経営論を取材した。
「落とし物DX」で売上15億円 競合だったJR東日本も導入した「find」はどんなサービスなのか
落とし物は誰にとっても身近なトラブルだが、その回収はアナログで非効率なままだった。そんな市場を15億円規模に成長させた「find」とはどんなサービスなのかというと……。



