寿司屋が焼肉店をオープン? 絶不調の焼肉業態に、進出を決めたワケ:長浜淳之介のトレンドアンテナ(4/7 ページ)
すし業態の魚べいが、焼肉店「うま勝」をオープンした。焼肉店の閉店が相次ぐ中、あえて参入した狙いは何なのか?
うま勝のメニューに見るこだわりポイント
うま勝の1号店は、東武日光線新栃木駅から徒歩5分ほどのロードサイドにオープンした。4人掛けのテーブルとカウンター8席の計48席で、コンビニほどの大きさの店舗だ。顧客単価5000円、月商600万円を目標とする。
メニューには、生の状態で仕入れた牛タンやハラミを使用。米国産の輸入肉ばかりでなく、国産も取り扱っている。こだわりの自家製ダレで、肉本来のうまみを引き立たてている。下町風の親しみやすい雰囲気と、手頃な価格設定で、地域の活力源となるような焼肉店を目指している。
「うま勝 並ハラミ」(858円)は、赤身の力強いうまみと、ほどよく入った脂のバランスが魅力だ。「牛タン全部盛り」(1518円)は、生の状態で仕入れた牛タンを店舗で一本一本丁寧に手切り。タンカルビ、タン赤身、並タン、上タンの4種を一皿に盛り付けている。異なる部位を組み合わせることで、それぞれの食感やうまみを最大限に引き出しているのが特徴だ。
「マルチョウ」(1078円)は牛の小腸を使用。かむほどにコクのあるうまみが感じられるのが特徴だ。また、「レバー」(748円)は鮮度に徹底的にこだわり、丁寧な下処理によりレバー特有のクセを抑え、まろやかで食べやすい味わいに仕上げた。この他にも、国産ブランド牛「さくらビーフ」のカルビ(並ハーフ858円)、ロース(並ハーフ1078円)を提供。
ステーキのような大きなサイズの壺漬けハラミ、ユニークな上レバーしゃぶしゃぶ、薬味のねぎが乗った薄切りロースをそのまま焼くねぎポンロースのような、創作性が高いメニューもそろえている。
また、3種類のキムチ盛りやチョレギサラダ、牛スジ煮込みカレーやビビンパ、ゆずシャーベットなど、サイドメニューも充実している。人気メニューを6〜10品を組み合わせたセットメニューも用意し、生ビールやウーロン茶といった28種類のドリンクも取りそろえている。
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