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人口減でも利用者1.6倍、広告等の収益6000万円 茨城の「ローカル鉄道」の地域に根差した戦略(2/4 ページ)

赤字体質に陥りやすいローカル線の中で、好成績を上げている鉄道が茨城にある。ひたちなか海浜鉄道だ。人口減が進む中で、利用者数は1.6倍、広告収益は6000万円に上る。どのような戦略なのか?

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ひたちなか海浜鉄道の18年 活性化のカギは?

 ひたちなか海浜鉄道が経営を引き受けてから18年。この間、利便性向上に向けた取り組みを重ねてきた。

 まず2010年、金上駅に列車交換設備(単線区間で列車同士がすれ違えるようにする設備)を設置し、勝田〜那珂湊間で列車の運転本数を増やした。同区間では現在、最多で1時間に3本程度が走行している。

 2014年には中根〜那珂湊間に、湊線では52年ぶりとなる新駅「高田の鉄橋」が開業。翌2015年には、JR東海および東海交通事業から比較的新しい中古ディーゼルカー3両を購入し、老朽化車両を更新した。


跨線橋の下を活用して設けられた高田の鉄橋駅

 さらに2021年4月、沿線の小学校3校と中学校2校を統合した小中一貫校「ひたちなか市立美乃浜学園」の開校に合わせ、近接地に「美乃浜学園駅」を新設。生徒の通学利便を高め、通学定期利用の増加につなげている。

 そして2025年には、JR東日本から1991年製のディーゼル車両3両を譲り受け、車両体制の強化を図った。


通学の生徒のため設置された美乃浜学園駅

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