「ブランドを壊すのは担当者のエゴ」 バーガーキング社長が明かす急成長のワケ(2/2 ページ)
バーガーキングの外食業界における存在感は年々増しており、マクドナルドやモスバーガーに続く主要チェーンとしての地位を確立しつつある。なぜここまで成長できたのか。その舞台裏を、運営会社社長に聞いた。
予算がないから「X」一点突破 数より熱量で勝負する
――最近は18歳以上の女性や、いわゆるZ世代の客層が増えているそうですね。どうアプローチしたのでしょうか。
前提として予算がないため、デジタルに特化したプロモーションやマーケティングをせざるを得ませんでした。もし潤沢な資金があれば、テレビCMだけでなくTikTokやインスタグラムなど全方位で展開していたでしょう。
しかしわれわれは「X」(旧Twitter)しか動かしていません。当社のXのアカウントのフォロワー数は約36万人と、数百万人のフォロワーを抱える競合他社に比べれば少ないです。しかし、フォロワーの「熱量」が全く違います。
――どのように差別化しているのでしょうか。
他社の投稿を見ると、フォロワーが数百万人いても「いいね」の数が数百程度ということがよくあります。これは企業アカウントへの「フォロー&リポストキャンペーン」などの影響もあります。一方、私たちはこうしたキャンペーンは一度も打っていません。
われわれは36万のフォロワー数でも、同じような投稿で数千から万単位の反応をいただけます。これは、企業アカウントでありながら「中の人の顔」が見えるような、人間味のある運用を心がけているからです。時々、担当者に内緒で私自身が投稿することもあるんですよ。ポストボタンを押す時はドキドキしますが、それが万バズしたりします。
毎日SNSを見ているからこそ、「今ならこれがいける」というタイミングが分かりますし、そうしたキャラクターや輪郭をデジタル上で明確にできたからこそ、若い世代に身近に感じてもらえているのだと思います。
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