2015年7月27日以前の記事
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なぜ、ランクルは“コスパ最強SUV”なのか 最上位300シリーズが人気の理由高根英幸 「クルマのミライ」(3/5 ページ)

実用性が高いトヨタ車の中でも、人気があるモデルの一つがランドクルーザーだ。ぜいたくな走破性を普段使いする需要が高まることで、装備は豪華になり、ラインアップも拡充。特に、高価格帯の300シリーズはコスパが抜群に良く、所有満足度を高めている。

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発売間近のランドクルーザーFJも人気必至

 一方、ランクルは人気の高まりを受けて、モデルチェンジのたびに大きく、豪華になっていった。さらにラインアップも増えていく。

 80シリーズの登場によって、本来のクロスカントリー車の70シリーズと大型高級4WDワゴンの2本立てとなり、さらに70シリーズをベースに快適性を高めたプラドが登場する。

 80シリーズはモデルチェンジにより100シリーズ、200シリーズへと代わり、現在は2021年に登場した300シリーズがそのポジションを担っている。最近はレクサスのLXやGXも、実質的にはランドクルーザーファミリーといえるから、バリエーションは意外と多い。

 少々名前が紛らわしいが、ランドクルーザー250はプラドに代わって登場したモデルで、ボディサイズは全長約4.9メートル、全幅約2メートル、全高約2メートルで5人乗りと7人乗り。パワートレインや装備などで差別化されているが、300シリーズと大きさはあまり変わらない。


ランドクルーザー250は従来のプラドに代わる、快適性を重視したシリーズの現行モデル。とはいえランクルらしい走破性や道具感を感じさせるデザインなどは盛り込まれている(写真:トヨタ)

 昨年のジャパンモビリティショー2025では、ランドクルーザーFJというモデルが発表されている。かつて販売されていたFJクルーザーの後継ともいえる雰囲気だが、FJクルーザーはリアドアが観音開きで小さく、ボディの大きさの割に実用性が低いことから販売が伸び悩んだ。ランドクルーザーFJではこのあたりを改善しているようだ。


ジャパンモビリティショー2025で展示されたランドクルーザーFJ(プロトタイプ)。コンパクトながらランクルらしい骨太な印象で、トヨタの他のSUVとは差別化されている。発売されれば、またも人気沸騰となりそうだ(筆者撮影)

 2026年中頃に投入される予定のランドクルーザーFJは、コンパクトな(ランクルの名が付くクルマとしては)ボディサイズとカジュアルなデザイン、250シリーズと比べても手頃な価格が予想される。発売されれば大人気になることは間違いなさそうだ。

 ランドクルーザーが築いたブランドイメージを生かしながら、新たなユーザー層を開拓する意欲がみられる。トヨタはランドクルーザーについても、ブランドとしての展開を考えているのではないだろうか。

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