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トヨタ「RAV4」はなぜ売れているのか “トレンドの変化”に応じた巧みな商品戦略高根英幸 「クルマのミライ」(1/6 ページ)

トヨタの人気SUV、RAV4には、同社の挑戦の歴史が詰まっている。3ドアのコンパクト車から始まり、ニーズに合わせてボディを拡大。5代目からは再び日本でも販売し、人気車種になった。新型モデルも受注を停止するほどの人気で、収益に貢献するだろう。

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高根英幸 「クルマのミライ」:

自動車業界は電動化やカーボンニュートラル、新技術の進化、消費者ニーズの変化など、さまざまな課題に直面している。変化が激しい環境の中で、求められる戦略は何か。未来を切り開くには、どうすればいいのか。本連載では、自動車業界の未来を多角的に分析・解説していく。

 トヨタは2025年、グループ全体で1132万台を販売して、6年連続の販売台数世界一を達成した。かつてのライバル、フォルクスワーゲン(VW)はドイツ国内の製造コスト上昇や中国製EVの躍進などもあって、完全に差を付けられた印象だ。


2025年12月に発売された、6代目となる新型RAV4(写真:トヨタ)

 VWはグループ内にポルシェやベントレーなどの高級ブランドもあるが、SUVに限って見ると、高級SUVは飛ぶように売れるカテゴリーではない。また、トゥアレグは日本市場では2018年に販売終了。SUVカテゴリーはティグアンとT-ROCに任せっきりで、若干心もとない印象が残る。

 そのあたりがトヨタは実に巧みなのである。そこで、SUVの人気車種RAV4にフォーカスしてトヨタの商品戦略を振り返ってみたい。筆者もRAV4の人気ぶりについて何度も記事化しているが、振り返ってみると、これはトヨタの「挑戦の歴史」ではないか、と思える部分が大きいのだ。

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