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ダイナースが「24種の新サービス」を一挙投入 競争激化する富裕層カード市場に対応(2/2 ページ)

三井住友トラストクラブは、ダイナースクラブカード会員向けに、4月から24種類の新サービスを開始すると発表した。

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五十嵐社長が示す2026年度の成長戦略

 三井住友トラストクラブは2025年10月、グループ会社の三井住友トラスト・カードと統合した。

 五十嵐社長は「統合によって会員基盤が大きく広がった。これまで培ってきた伝統や格式を大切にしながらも、新たな成長に向けた挑戦を進めていく」と方針を話す。

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ダイナースクラブは、米国の実業家フランク・マクナマラがレストランで食事をした際、財布を忘れたことがきっかけとなり1950年に誕生した

 2026年度は24種の新サービス投入に加え、5月にはホテルニューオータニとの提携プレミアムカードの発行も予定している。無料宿泊や客室のアップグレードといったサービスを付帯し、ラグジュアリーホテルとの連携による体験価値の強化を図る。

 さらに2026年度中のリリースを目指し、新カードの開発も進めているという。

カードの枠を超える 富裕層向けサービス拡張

 同社はカード事業以外の領域でも、新たなサービス創出に取り組んでいる。

 2024年には、経営戦略部門の配下に「特定の事業目標に縛られず、自由にイノベーションを企画・推進する」ことをミッションとした専任チームを設置。社内外の知見を集めて新規事業の検討を進めている。

 すでに、リユース大手のコメ兵と連携した、リユース商品の会員向け取次サービスなどを開始しており、2026年度中にグルメ関連の新インフラサービスや暗号資産関連サービスなどの発表も予定している。

 これらの取り組みを支えている同社の強みとして、五十嵐社長が強調するのが「人的サービス」の質だ。

 ダイナースクラブではコンシェルジュサービスに加え、営業担当者が会員の嗜好やライフスタイルを理解し、最適なサービスや体験を提案する体制を重視している。

 「単なる豪華な特典の競争ではなく、会員一人一人に寄り添う人的サービスこそが差別化につながる」と五十嵐社長は話す。

 カード事業の枠にとらわれないサービス拡張を進めながら、同社は富裕層向けビジネスの新たな可能性を探っている。

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