「うちの部だけ専用の部屋をくれ」 フリーアドレスに対する社員の不安、コスモHDはどう解消した?(2/4 ページ)
コスモエネルギーホールディングスは2025年7月、本社を移転した。移転を単なる引越しではなく“変革の好機”として捉えた同社。新たなオフィスは、社員の交流を生む、新しい働き方を実現するためのオフィスに生まれ変わった。
社員のお困りごとを解決する「オフィスコンシェルジュ」カウンター
会議室エリアは、同社のロゴを構成する3つのコスモカラー(コスモグリーン・コスモレッド・コスモブルー)を基調とした。
緑のエリアでは壁に環境関連事業の写真をアートとして飾っているほか、部屋の入口には環境活動の一環で生まれた間伐材をアップサイクルして作られたネームプレートを使用した。
赤のエリアは、大地から出るエネルギーを表現。室内にはサービスステーション(ガソリンスタンド)やタンクローリーなどを写したアートを展示した。青のエリアは海をイメージし、製油所近くの船着場のアート写真を飾るなど、同社のビジネスを表現するインテリアを使用している。
このような細部にまでこだわった空間デザインに加え、新オフィスには運用面での工夫も随所に盛り込まれている。その一つが、オフィスコンシェルジュが常駐するカウンターの設置だ。
同社はコスモ石油設立時から、机拭きやゴミ捨てなどの庶務を外部委託してきたが、以前はあくまでも総務部門の下請けにとどまり、他部署の社員と直接接することはなかった。
今回の移転にあたり、社員のお困りごとや相談の受付窓口としてカウンターを設置し、オフィスコンシェルジュとして機能の高度化を図ることに。常駐する4社のスタッフが、来客パスやモバイルモニターなどの備品の貸し出しや郵便物の受け取り、PC関連機器のヘルプデスク機能などを提供している。
「『何か困ったらここに行けばいい』という場所を作りたかった」と石井氏は話す。
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