2015年7月27日以前の記事
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「売上7割」の楽天市場から撤退、なぜ? 社員も大量離職…… それでも決めた“老舗家具店3代目”の狙い(6/6 ページ)

売り上げの7割を占めていた楽天市場から撤退――。売り上げ減と赤字を経験しながらも、実店舗を軸に黒字化へと転じた「攻めの撤退」の狙いを聞いた。

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金谷社長にとっての「攻めの撤退」とは

 売り上げの減少や事業撤退には、どうしてもマイナスのイメージがつきまとう。企業は右肩上がりで成長すべき――。そのようなイメージもある。


「攻めの撤退」とは

 しかし、金谷社長にとって大切なのは売上規模だけではないという。利益が残っているかはもちろんだが、サービスの質は向上しているか、顧客満足度は高まっているか。そうした指標を重視した。

 金谷社長は「売り上げが下がったり撤退したりするのは、マイナスのイメージが強い。右肩上がりが健全、当たり前だと思われているが、そんなことはない。本当に重要なのは、質や顧客満足度。そこを追求したら、あえて規模を縮小するという選択肢もあり得る。数字だけが全てではない」と説明する。


数字だけが全てではないという

 撤退を決めた当初、明確な勝算があったわけではない。それでも、実店舗を強化することに集中しようと考えた。金谷社長は「ECは資本があるところが勝つ。大手にはなかなかかなわない。だからこそ、目の届く店舗で独自のことをやりたいと思った。その方が自分らしくて面白い」と話す。

 売り上げの数字だけを追う経営から、自分たちが納得できる「いい暮らし」の提案へ。金谷社長が下した決断は、数字以上の価値をもたらしているようだ。

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