Netflix→劇場公開で“興収10億円”突破 『超かぐや姫!』が生んだ新しいヒットの形(1/6 ページ)
オリジナルアニメ映画『超かぐや姫!』が、異例のヒットを記録。Netflix配信後、1週間限定の劇場上映も好評で延長され、累計興行収入は10億円を突破した。Netflixと映画館は互いに競合しないのか? 観客は配信で見れるのになぜ劇場を訪れるのか? アニメを中心に映像ビジネスに関する報道・研究を手掛けるジャーナリストの数土直志氏に話を聞いた。
オリジナル長編アニメーション『超かぐや姫!』が、異例のヒットを記録している。1月22日にNetflixで独占配信が開始されると国内外で大きな反響を呼び、2月20日から一部劇場で1週間限定の上映を実施した。
19館・1週間限定上映という小規模なスタートだったにもかかわらず、座席の予約がすぐ満席になる上映回が相次ぎ、2月20〜23日の週末動員ランキング5位(興行通信社調べ)にランクイン。観客はNetflixで既に視聴済みのファンが多くを占めたものの、話題を耳にして初めて劇場で鑑賞した人も少なくなかったという。10〜30代を中心に女性グループや家族連れなど幅広い層が訪れた。
好評を受けて上映期間は延長され、3月13日からは全国100館以上に拡大。3月13〜15日の週末3日間では、動員数約14万人、興行収入約2億8706万円を記録。累計興行収入はすでに10億円を突破している。
『超かぐや姫!』は古典『竹取物語』を現代風にアレンジした作品だ。多忙な日々を送る女子高生・彩葉が、“かぐや姫”と出会い、音楽ライブ配信活動を通じて関係を深めていく。物語にはネット配信文化やバーチャル空間といった現代的な要素が盛り込まれている。仮想空間「ツクヨミ」を舞台に、ライバーやVTuberのような存在がライブ配信を行い、作品内の視聴者のコメントやリアクションがそのまま物語の熱量につながる構造が特徴だ。
Netflixで先行配信を行った作品としては異例の記録を打ち立てた『超かぐや姫!』だが、なぜここまでヒットしたのか。アニメを中心に映像ビジネスに関する報道・研究を手掛けるジャーナリストの数土直志氏に話を聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
チャンネル登録者35万人→合計300万人 『コロコロコミック』が小学生男子相手に“本気”でやったこと
『コロコロコミック』が、YouTubeやNintendo Switchでの取り組みに力を入れている。誌面でのコンテンツに加えて、デジタル戦略に力を入れる狙いについて、同誌の小林副編集長に話を聞いた。
小学生がつくったゲームが数億円稼ぐ? 1.4億人が熱中する「ロブロックス」、幹部が明かす人気のワケ
ユーザーがゲーム楽しんだり、制作したりできるオンラインプラットフォーム「Roblox」が人気を集めている。その理由について、Robloxの米国本社の上級副社長・チーフデザインオフィサーを務める加藤匡嗣氏に話を聞いた。

