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「東京=稼げる」は本当? データが示す地方の意外な豊かさ観光ビジネス(1/4 ページ)

都市圏より地方のほうが自由に使えるお金が多い――国の統計データが示す意外な事実をもとに、都市と地方の収入・支出・通勤コストを比較し、暮らしやすさの事実に迫る。

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この記事は、書籍『観光ビジネス』(内藤英賢/クロスメディア・パブリッシング)に、編集を加えて転載したものです。なお、文中の内容・肩書などは全て出版当時のものです。

 地方から都市に出て行こうとする若者や都会に住む人たちに、ぜひとも知っておいていただきたい事実があります。

 それは既に東京や大阪の大都市よりも地方の方が稼げるという真実です。やや語弊がありますが正確に言うと、地方の方が広義の可処分所得(使えるお金)が多いということです。

 これは地方創生の大家である木下斉さんや、お金の教育家として著名な大河内薫さんなども指摘している事項です。具体的に見ていきましょう。

 国土交通省が2021年に発表した「都道府県別の経済的豊かさに関する資料」という資料があります。この調査結果は、5年に1度行われているもので、直近のものが2021年になりますが、非常に興味深いデータとなっております。


大都市よりも地方の方が稼げる?(出典:ゲッティイメージズ)

 どういう資料かというと、「A:可処分所得(収入から税金などを引いたいわゆる自由に使えるお金)」から「B:基礎支出(生活する上で必要とされるお金)」と「C:通勤の費用(通勤に係る時間もお金もコストだよねという考え方)」を差し引いた、「本当に自由に使えるお金と時間が豊かな都道府県」とでも言うべき指標を算出した資料です。

 まず、「A:可処分所得」の上位5位と下位5位です。

上位

  • 1位:富山県 42万262円
  • 2位:三重県 41万6264円
  • 3位:山形県 40万8972円
  • 4位:茨城県 40万7398円
  • 5位:福井県 40万6266円

下位

  • 43位:宮崎県 33万2441円
  • 44位:長崎県 32万6271円
  • 45位:青森県 32万2966円
  • 46位:大分県 31万7132円
  • 47位:沖縄県 29万8701円

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