「東京=稼げる」は本当? データが示す地方の意外な豊かさ:観光ビジネス(4/4 ページ)
都市圏より地方のほうが自由に使えるお金が多い――国の統計データが示す意外な事実をもとに、都市と地方の収入・支出・通勤コストを比較し、暮らしやすさの事実に迫る。
もちろん、だから東京や大阪がすべて悪いということではありません。所得のトップ層はやはり東京や大阪に集中しているでしょうし、やはりビジネスをするには便利ですし、逆にどこの都市にいくのも便利ですので、良い面が多数あるのも事実です。
ただ、東京と大阪が稼げる憧れの都市だという前に、一旦、このような事実を知った上で、どうにか地元に残った方が稼げるんじゃないか? とか地元に残った方が豊かな生活ができるんじゃないか? とか学生の頃に東京に出て来て、そのまま10年以上働いたけど、結婚や子どもなどのライフステージの変化の際に地元や地方に移った方がいいんじゃないか? という選択肢は大いにありうるのではないか? ということです。
地方の方が既に稼げる。さらに地方の主要産業のひとつである観光はこれからさらに稼げるようになる。ましてや慢性的な人手不足で、活躍の場も多いということで、都市からの流入が起これば、一層、各地域は発展するのではないかと思う次第です。
内藤英賢(ないとう・ひでさと):
合同会社Local Story代表
早稲田大学政治経済学部卒業後、三菱UFJ銀行に入行。退職して、吉本興業の養成所(NSC)を経て約3年半芸人として活動。その後、観光業界へ転身し、株式会社アビリブに入社。株式会社プライムコンセプトの創業にも参画し、取締役副社長COOなどを歴任。宿泊施設や観光地のマーケティング・ブランディングを中心に300以上のプロジェクトを手がける。現在は地域活性化やDMO支援、講演活動など幅広く活躍している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「JALとANA」どこで違いが生まれたのか? コロナ禍を乗り越えた空の現在地
インバウンド需要が旺盛で、日本の観光業界が盛り上がりを見せています。では、航空会社の業績はどうなっているのでしょうか。JALとANAの決算をベースに分析したところ……。
ヤマハはなぜ“六角形の船”を開発するのか 速さより居心地の良さを目指したワケ
ヤマハ発動機が開発を進める「Sixフロート」は、滞在を楽しむ水上プラットフォーム。実証実験を通じて、どのような姿が見えてきたのか。開発担当者に話を聞いた。
「47都道府県ピンバッジ」が人気 なぜ「群馬県」が断トツに売れたのか
地図を扱うゼンリンが都道府県のカタチをしたピンバッジを販売したところ、想定以上に売れている。47種類を販売して、どの都道府県が最も売れたのか。トップは……。
『サザエさん』『ドラえもん』『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』――最も高い家に住んでいるのは? 査定してみた
国民的アニメの主人公は、どんな家に住んでいるのでしょうか? 『サザエさん』『ドラえもん』『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』の自宅を査定したところ……。
