ニュース
「郊外ラーメン」はなぜ続かないのか 行列店でも消えてしまう理由:ラーメンビジネス(3/3 ページ)
コロナ禍で注目された郊外ラーメン店。しかし人流の回復とともに、その優位性は揺らぎ始めている。行列ができても長く続かない店が多いのはなぜか。立地を超えて問われる“ブランド力”の本質に迫る。
つまり、都心型か郊外型かという議論は、あくまで戦術レベルのものに過ぎない。本質は、どこで店をやっても選ばれる存在になれるかどうか。ブランドを確立できれば、立地の制約を超えられる。逆にブランドがなければ、どんな立地でも長期繁盛は難しい。
コロナ後の混乱が落ち着き、再び自力のある店だけが残る時代へと回帰しつつある今、問われているのは、立地だけではなく、自店のブランドをどう磨くかという広い視点だ。
井手隊長(いでたいちょう)
全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。メディア出演、ラーメンの商品監修など多方面で活躍中。本の要約サービス「フライヤー」執行役員、「読者が選ぶビジネス書グランプリ」事務局長も務める。著書に『できる人だけが知っている「ここだけの話」を聞く技術』(秀和システム新社)、『ラーメン一杯いくらが正解なのか』(早川書房)がある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
富士そば「外国人観光客お断り」は悪なのか 立ち食いそば騒動が問いかけた現実
庶民の味方である立ち食いそばに、外国人観光客が押し寄せる現象が起きている。外国人観光客お断りを示す店舗もあるが、「そば」が本当の意味でも世界に愛される日本食になるためにできることとは。
丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
またまた炎上した。丸亀製麺が讃岐うどんの本場・丸亀市と全く関係がないことである。このネタは何度も繰り返しているが、運営元のトリドールホールディングスはどのように考えているのだろうか。筆者の窪田氏は「讃岐うどんの看板を下ろしたほうがいい」という。なぜなら……。
「廃虚アウトレット」の乱立、なぜ起こる? 絶好調なモールの裏で、二極化が進むワケ
業績を大きく伸ばすアウトレットがある一方で、ほとんど人も来ず、空きテナントだらけのアウトレットが増えている。その原因は何なのか?
「いきなり!ステーキ」はどこへ向かうのか 焼き台をなくした新店舗に、創業者ポスターがなかった理由
焼き台をなくした「いきなり!ステーキ」の新店舗を訪ねると、席は広く、肉はオーブン焼き、そして創業者のポスターがない。変わったこと、変えなかったこと、その境目で社長が何を考えているのか。
