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老舗文具店から「DX支援業」へ 冷ややかっただった社内の反応、どう変えていった?(3/3 ページ)

地元の文具店から「DX支援業」に転身した企業がある。畑違いの領域だったため、社内の反応は当初冷ややかなものだった。どのように変えていったのか? 三代目社長に話を聞いた。

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文具事業から完全撤退 ベテラン社員の定年に合わせた決断

 高山氏が事業撤退を決断する上で大事にしてきたことを聞いた。

 「最も大事にしているのは、外と中をしっかりと見極めることです。外とは時流やマーケットの状況、中とは社内の強みや人員です。どのような決断をすれば、お客さま・社員・会社・社会の『四方よし』を実現できるか、理念を体現できるかを考え続けてきました」

 同社は文具店から、企業の成長を支援するパートナーへと生まれ変わった。そして、最後まで続けてきた企業や学校向けの文具の卸事業も2026年3月をもって完全撤退することを決めた。この時期に決めたのは、文具事業を支え続けてくれたベテラン社員が定年を迎えるからだ。この決断の背景には先代が大事にしていた「社員幸福」という考えがある。

 「先代が大切にしてきた『お客さま満足、社員幸福、社会貢献』の精神は今も受け継いでいます。そして、提供する商材やサービスが変わっても、創業者が大切にしてきた『働くとは傍を楽にすること』という理念は変わりません。私たちは働く人が楽になるためのソリューションを提供し続けていきます」

 時流に応じて事業転換をする中でも、三代目の高山氏は創業者や先代の想いや精神を大事にしてきた。一方で、最新テクノロジーを味方につけて次の時代を見据えている。相反する要素を融合させた経営スタイルが、今のTAKAYAMAをつくっている。


ワークスタイルを提案するショールームとなった、文具店の跡地

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