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AIがシステムを操作する時代、SaaSはどう変わる? freeeが示すMCPの課題と可能性(1/5 ページ)

AIエージェントがSaaSのサービスを操作する時代に入った。SaaS各社は、今後どのような対応をしていく必要があるのか?

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筆者プロフィール:斎藤健二

金融・Fintechジャーナリスト。2000年よりWebメディア運営に従事し、アイティメディア社にて複数媒体の創刊編集長を務めたほか、ビジネスメディアやねとらぼなどの創刊に携わる。2023年に独立し、ネット証券やネット銀行、仮想通貨業界などのネット金融のほか、Fintech業界の取材を続けている。


 SaaS各社がAIエージェント向けの接続規格「MCP(モデル・コンテキスト・プロトコル)」への対応を急いでいる。MCPとは、AIが会計ソフトや業務システムと直接つながり、人の代わりに操作できるようにするための共通ルールだ。

 このMCPへの対応を積極的に行っているのが、クラウド会計のfreee(東京都品川区)だ。同社はMCPに関するハッカソン(事業のアイデアを競う技術交流会)を実施しており、そこではAIエージェントが会計ソフトの「画面を開かずに」業務が終わる光景があった。そしてそれは、SaaS企業自身のビジネスモデルにも問いを突き付けている。


freeeが実施するハッカソン(筆者撮影)

 SaaSはこれまで、人が画面を操作することを前提に設計され、利用人数に応じた課金モデルで収益を上げてきた。しかし、AIエージェントによってその前提が崩れた今、価値提供の方法と課金のあり方が問われているのである。

 本記事では、MCPによって「AIが使うソフト」へと変わりつつあるSaaSサービスの現在地と、今後の課題について読み解いていきたい。

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