「なんちゃって制服」は誰が着るのか 原宿と舞浜で広がる“意外な利用シーン”:インタビュー劇場(不定期公演)(4/5 ページ)
東京・原宿の制服レンタル店には、誰がどんな目的で訪れるのか。高校生や大学生、インバウンドまで利用は広がり、遊びや撮影、思い出づくりなど用途も多様化している。老舗企業が挑む新たな制服ビジネスの実像を追った。
人気のコーディネート
土肥: 制服レンタルは200アイテムほど扱っているそうですが、人気のコーディネートや色を教えてください。
堀: 高校生らしい色がよく選ばれています。ブレザーは、ネイビーとグレーが中心ですね。スカートは落ち着きのある色味が多く、チャコールグレー、ピンクグレー、グレーが上位に。スラックスもチャコールグレー、グレー、ネイビーが中心です。先ほど「男性の意見はほぼない」という話をしたように、スカートに合わせた色が上位に並んでいますね。
ブレザーとスカートはベーシックな色がよく選ばれていますが、リボンやニットで自分らしさを取り入れようとする人が多い。リボンはピンク、ネイビー、エンジ、ニットはエンジ、ネイビー、ベージュがそれぞれ人気ですね。
レンタル事業を始める前は、非日常感を味わうために、派手な色が好まれると思っていました。ハロウィンやバレンタインなどの季節イベントでは、華やかな色を好む人が増えてきますが、それでもベーシックなものが人気ですね。ちなみに、外国人はどうか。同じく、ベーシックな色を好むんですよね。「日本の高校生らしくいたい」という気持ちが強いのではないでしょうか。
土肥: 2023年に、千葉・舞浜駅の近くにある商業施設「イクスピアリ」内にもオープンしましたよね。
堀: 原宿店でレンタル事業を始めたところ、「ディズニーに行くから、制服を借りたい」という声がものすごく多かったんですよね。原宿で借りてそのまま現場に行ったり、前日に来店して翌日に行ったり。であれば、ディズニーの近くに出店すればよいのではと考え、出店しました。
原宿店は一人で来店するケースが多いですが、イクスピアリ店は複数人での利用が目立ちます。友だちと制服を着て、ディズニーに行く人が多いからではないでしょうか。ちなみに、こちらでもベーシックな色が人気で、高校生らしさを求める声が広がっています。
あと、イクスピアリ店の近くには、プリクラの店がありまして。制服を借りて、近くのプリクラで撮影する。そうした循環が生まれているのも特徴ですね。
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