インタビュー
「アンナミラーズ」復活の理由 空白の3年半でも消えなかったファンの熱量(3/5 ページ)
3年半の空白を経て「アンナミラーズ」が南青山で復活した。閉店後も続いた再開を望む声と催事での盛況が後押しとなり再出店が実現。フルサービスにこだわった新店舗には、変わらぬ体験価値を求めファンが集まっている。
復活に3年半を要した理由
しかし、検討を重ねる中で方針は変わった。アメリカンフードとホームメイドパイを、特徴的なユニフォームを着たスタッフが笑顔で提供する。その体験こそがアンナミラーズであり、テークアウト専門ではその体験価値を再現できない。「フルサービスのスタイルこそが、あるべき姿だと考えた」と鼎氏は説明する。
昨今の飲食業界ではモバイルオーダーなど、省人化とコスト削減が主流になりつつある。その流れに逆行する判断だが、コーヒーのおかわりを提案し、滞在時間を長くする接客は、回転率では測れないブランドへの愛着を生む。
構想が50坪規模のフルサービス型レストランに変わったことで、物件の条件も厳しくなった。テナントビルの1階で40坪以上、駅に近くメインストリートに面していること。条件を満たす物件にたどり着くまでに、相応の時間がかかった。
開業時期も当初は2025年12月を予定していたが、約2カ月ずれ込んだ。3年半ぶりとなる実店舗の出店で施工業者の確保に手間取ったほか、津市で同時進行していた複合型スイーツ店舗「ラッセリア」(2月27日オープン)の工事が重なったためだ。
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