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「アンナミラーズ」復活の理由 空白の3年半でも消えなかったファンの熱量(4/5 ページ)

3年半の空白を経て「アンナミラーズ」が南青山で復活した。閉店後も続いた再開を望む声と催事での盛況が後押しとなり再出店が実現。フルサービスにこだわった新店舗には、変わらぬ体験価値を求めファンが集まっている。

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何を残し、何を刷新したか

 復活にあたっては「不易流行」の考え方を重視した。変えてはいけないものを守りながら、時代に合わせて変化を重ねるという姿勢だ。

 「品質」(Quality)、「笑顔と心のこもったサービス」(Smile & Hospitality)、「清潔感」(Cleanliness)、「店の雰囲気」(Atmosphere)という創業時から引き継ぐコンセプトは、ブランドの根幹でもあり、そこは変えていない。パイを店内で手作りする「スクラッチメイド」という製法、特徴的なユニフォームによる接客スタイルも同様だ。

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「不易流行」を重視

 一方、店舗が高輪店より小さくなったことで、メニュー構成には手を加えた。アントレやパスタを外して提供品目を絞り込みつつ、残したメニューの質を引き上げる方向に振った。

 例えば、ハンバーガーはバンズとパティのレシピを刷新。コーヒーを含むソフトドリンクの一部は、おかわりを無料で提供している。

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店頭にはデジタルサイネージを設置(画像は筆者撮影)

 店舗設計についても、南青山店は1階にベーカリーカウンターを配置し、スクラッチメイドのパイが並ぶ様子を通りから見えるようにした。2階にキッチンと28席の客席を設け、イートインとテークアウトの両方に対応。店頭にはデジタルサイネージを設置し、人気のパイやブランドの歴史を紹介している。

 見せ方を変えても、つくり方は変えない。メニューを減らしても、残したものの質を上げる。変えなかった「芯」となる部分があるからこそ、刷新すべきポイントも定まったといえる。

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