「暗闇でバイクをこぐ」フェス、横浜アリーナで1万人動員 人気の背景とは?(4/4 ページ)
暗闇バイクフィットネスのイベント「LUSTER」が横浜アリーナで1万人を動員した。手掛けるのは、暗闇バイクフィットネス「FEELCYCLE」を展開するFEEL CONNECTIONだ。開催の狙いは?
LUSTERを実施する狙いは?
人気が高まっている一方で、LUSTER単体の収益性は高くない。照明や演出には大規模な投資を行っており、チケットが完売しても黒字化しない場合もあるという。
それでも継続する理由は大きく2つある。1つは、インストラクターにとってのモチベーションだ。LUSTERは、大規模会場でパフォーマンスできる“晴れ舞台”として位置付けられている。出演を目標にインストラクターを志す人も多く、採用面での効果も見込める。
2つ目は顧客満足度の向上だ。FEEL CONNECTIONによると、LUSTER参加者の2年後継続率は約95%だ。いわゆる“幽霊会員”も少ないという。
溝口氏は「正直、コストは非常にかかっているが、そこまでやることで会員さんもインストラクターも、一生の記憶に残る体験になる。LUSTER単体で見れば収益性は高くないが、FEELCYCLEをより好きになって、続けてもらえる要因の一つになっている」と話す。
FEEL CONNECTIONは創業当初から、単なる運動ではなく「エンタメ」としての価値提供を重視してきた。溝口氏は「食事制限して痩せましょうとは一言も言わない。とにかく楽しんで人生を輝かせようという考え方」だと話す。
こうした考え方はレッスンにも反映されている。例えばFEELCYCLEで実施したアサヒビールとのコラボ企画「FEEL BEER CYCLE」では、“世界一ビールが飲みたくなるプログラム”を開催。ビールのCM曲に合わせてレッスンを行い、終了後にノンアルコールビールで乾杯した。
今後について溝口氏は「LUSTERでお酒を出してみたりDJを呼んでみたり、本当のフェスに近づいてきた。FEELCYCLEを世界に展開して、LUSTERも世界中から集まるイベントにしたい」と意気込んだ。
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