インタビュー
ニトリの「300円カレー」が15万個突破 閉店したレストランの味がレトルトになったワケ(4/4 ページ)
ニトリのレトルトカレーが累計15万個を突破した。家具大手が食品販売を広げる背景には、撤退した外食事業で培った人気メニューの味と、異業種連携を生かした堅実な商品戦略があった。
ラインアップをさらに拡充
商品ラインアップの拡充も進めている。2026年のゴールデンウイークに合わせて、「こく甘ハヤシビーフ」と「マイルドグリーンカレー」(各300円)の新作2品を投入する予定だ。社内と顧客を対象に実施した「次に食べたいカレー」のアンケートで、人気の高かった2種類を商品化した。
今後は、カレー以外の食品展開や海外店舗での販売も視野に入れる。ただし、「まずカレーシリーズを手に取ってもらい、食べて喜んでいただくことが第一」(ニトリパブリックの担当者)と話しており、足元を固める姿勢を示す。
累計15万個という数字は、食品メーカーの基準で見れば決して大きくはない。しかし、家具チェーンが食品カテゴリーに参入し、撤退した外食事業で得た資産を生かしながら着実に販路を広げている点に意味がある。ニトリの「衣食住」戦略が、300円のカレーを起点にどこまで広がるか注目だ。
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