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「サムスンG」を辞めて福岡へ移住 韓国人エンジニアが日本で「衝撃を受けた」こととは?【連載】ニッポンを「職場」に選んだら(4/4 ページ)

韓国の大手サムスングループを辞めて、日本のIT企業に転職したリュ・ジンシクさん(41)。8年前、レンタルサーバ事業などを手掛けるGMOペパボに転職するため、妻と息子の3人で来日。同社の拠点がある福岡市でITエンジニアとして働いている。

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安定と個人の尊重が、成長を支える

 現在は、妻と中学生になる息子の3人で、福岡で生活している。

 「家族も日本での暮らしに満足しています。物価や家賃などは近年やや上がってきていますが、社会環境が比較的安定しています。また、韓国よりも個人の個性や能力が尊重される雰囲気もあります。自分の努力次第で、仕事以外の悩み(生活の不安定さ)に揺さぶられることなく成長していける環境だと感じています」

 韓国のスピード感ある競争社会と、日本の丁寧な合意プロセスや個を重んじる文化。リュさんはその両方を経験した上で、今の環境に自分なりの納得感を見いだす。

 私たちが日頃、当然のこととしてあまり省みることのない「社会の安定」や「個を認める文化」は、働く人の安心感や成長を支える強みになっていると感じさせられる。

 これらの強みを生かしつつ、変化への恐れを手放したとき、日本社会は多様な背景を持つ人々にとってより働きやすい場所へと進化していくのかもしれない。

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