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なぜ航空会社がサブスク? 飛行機乗り放題が“ほどほど条件”になった理由サブスクの勝算と限界(3/5 ページ)

月額制で航空券と交換できる「航空サブスク」が再び注目を集めている。利用者にとって本当に得なのか。タイガーエア台湾の新プランを例に、航空会社が収益以上に期待するPR効果や狙いを読み解く。

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航空会社が損をしない「サブスク」

 一度姿を消した「航空サブスク」が、再び注目され始めたのはコロナ禍前後のこと。背景には、航空会社のデジタル化と、コロナ禍による需要低迷があった。

 「かつては旅行会社経由の販売が中心でしたが、現在はほとんどがオンラインに移行しています。航空会社が自社サイトでチケット販売をコントロールできるようになり、サブスクを提供しやすい環境が整ったといえます」(橋賀さん)

 また、2020年頃からはマレーシアのLCC、エアアジアが積極的に展開。先述した日本のLCCが2021年以降サービスを始めたのは、コロナ禍で落ち込んだ需要を底上げしたいという狙いがあったためだ。


航空会社のサブスクが再び登場(出典:ゲッティイメージズ)

 ただ、現代のサブスクはかつてのアメリカン航空のような「大盤振る舞い」とは性質が異なる。航空会社は過去の失敗から学習し、「企業側が損をしない、逆にいえばユーザー側が得をしすぎない」(橋賀さん)絶妙なラインで条件を設定している。

 「航空会社が最も避けたいのは、安いサブスク利用者で席が埋まり、より高い運賃を払ってくれるはずの顧客を逃すことです。

 そのため、現在は多くのプランで『予約は10日前から』といった制約を設けています。これは、出発直前になっても空いている席、つまりそのまま飛べば“空気”を運ぶだけになる席をサブスク客に割り当てることで、収益性を確保しているのです」(橋賀さん)

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