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「平日昼のガラガラ時間」がむしろ“収益源”に サウナ業界で始まった空き時間ビジネスサブスクの勝算と限界(1/3 ページ)

平日昼の“空き時間”を定額で開放するサウナサブスクが広がり始めている。人気施設の低稼働時間を収益化する一方、想定外のヘビーユーザー問題も浮上。会社員の“昼サウナ習慣”は定着するのか。

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サブスクの勝算と限界:

 売り切って終わりではなく、毎月収益が積み上がるサブスクモデル。安定収益、顧客データ、囲い込み――企業にとって魅力は多い。一方で、継続率が下がれば一気に苦しくなる側面もある。急拡大したサブスク市場の勝算と限界を読み解く。

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 「部長! 昼休みにサウナへ行ってきますね」――。

 ひと昔前なら……いや、今でもそんなことを言われると、「いやいや、仕事あるでしょ?」などとツッコミが入るはず。しかし最近、平日の昼間にサウナへ行く人が少しずつ増えているようだ。

 とはいえ、人気サウナは決して安くない。都内の有名施設では、1回2000〜3000円ほどかかるケースも珍しくない。しかも夕方や休日になるとごった返し、「整う」どころではないこともある。

 そんなサウナ業界で、“空いている時間”そのものを商品化するサービスが登場した。スタートアップのOPTIMIST(東京都目黒区)が運営するサブスク「FLEXKEY(フレックスキー)」だ。


サウナサービスの会員が想定以上に集まった(出典:ゲッティイメージズ)

「FLEXKEY」の利用方法(出典:OPTIMIST、以下同)

 サービスの仕組みはこうだ。月額6490円(※)で、提携するサウナ・温浴施設を利用できる。ただし、いつでも自由に使えるわけではない。対象となるのは、各施設が指定する「低稼働時間帯」だ。例えば平日の昼間や深夜。サウナ室がガラガラになりやすい時間帯である。

(※)マクアケでの購入者は、2027年4月まで5478円。

 現在の提携施設は、都内を中心に44カ所。「PARADISE三田」「ライオンサウナ新橋」「生姜サウナ 金の亀」など人気施設が並ぶ。


スゴイサウナ 赤坂店(港区赤坂)

 このサービスは2025年11月に、応援購入サービス「マクアケ」で販売した。すると、想定の3倍となる約500人の購入者が集まった。

 「平日の昼間でもサウナへ行きたい」。そんな需要が、思った以上に眠っていたのである。利用者視点で見ると、このサービスの特徴は「定額でサウナを利用できる」点にある。一方、ビジネス視点で見ると、「空いている時間を収益化できる」点にある。

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