Vポイントは「一人負け」 PayPay先頭、楽天は失速……ポイント市場の地殻変動、勝ち抜くのは(2/3 ページ)
日本のポイント市場で、メインで使われるポイントの入れ替わりが進んでいる。激化するポイント市場の地殻変動、勝ち抜くのはどのブランドか。
ゴールド・プラチナ、上位カードで圧倒するdカード・dポイント
PayPayと楽天の2強の間にいるのが、dポイントとPontaポイントだ。
dポイントが見せるのは、上位カード市場での圧倒的な強さだ。dカードのクレジット利用シェアは約15%と、楽天カード(41%)の半分以下にとどまる。だが、ゴールド・プラチナ・ブラックといった上位カードの利用比率は60%弱で、5大カードの中でずばぬけて高い。
NTTドコモによれば「dカード GOLD」の会員数は1100万人(2024年10月時点)を超え、ゴールドカードの会員数では国内首位。2024年11月に提供を開始した最上位グレードのdカード PLATINUMも、約11カ月後の2025年10月に100万会員を突破した。年会費2万9700円のプラチナがこの速度で積み上がる事業者は、国内でほかに見当たらない。
参照:“お得自慢”がステータスになった? 100万人が選んだ「dカード PLATINUM」の裏側
dポイントは楽天やPayPayとは別のものさしで戦っている格好だ。dポイントのロイヤル比率も楽天に次ぐ2位で、定着率も高い。ドコモ回線を軸にした連動により、収益性の高い顧客が抜けにくくなっている。
一方のPontaポイントは、ロイヤル比率では4位とやや控えめながら、全体の位置取りは安定している。auの経済圏と日常店舗での地道な広がりという基本構造は変わらない。
dポイントは年会費を払える層の確保、Pontaは加盟店を増やしながらの中位維持。両者は派手な経済圏争いには乗らない代わりに、固有の顧客層をどこまで深掘りできるかが問われる。
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