会員が20万人いるのに、なぜ口コミが増えなかったのか ドモホルンリンクルが“沈黙するファン”を動かした方法(1/6 ページ)
再春館製薬所が展開する化粧品ブランド「ドモホルンリンクル」が、“推し活”で成果を上げている。約1400人が参加するファンコミュニティ「ドモコミュ」を通じて、口コミは約10倍、ドモコミュメンバーの年間購入額は最大2.6倍になった。取材したところ……。
2024年に誕生50周年を迎えた、再春館製薬所(熊本県上益城町)の化粧品ブランド「ドモホルンリンクル」。日本で初めてコラーゲンを配合した基礎化粧品で、会員数は約20万人、リピート率は94%(※)に上るという。
(※)2022年4月実績/3回以上購入者のリピート率/ドモホルンリンクル8点対象。
そんな同ブランドでは、2024年10月からファンコミュニティー「ドモコミュ」を始動。現在のメンバー数は1400人を超え、専用サイトや交流イベントなどで活発なコミュニケーションが交わされているという。
再春館製薬所 ドモホルンリンクル事業部 マネージャーの田中真希氏は「安心してドモ活(ドモホルンリンクルの推し活)ができる場として、熱量の高いお客さまがたくさん参加されています」と語る。
ドモ活では、愛用している商品の感想を投稿し合ったり、イベントで“推し社員”との交流を楽しんだり、ファン同士でおすすめの使い方を語り合ったりする姿も見られるという。その熱量は、さまざまなところで垣間見られている。
2025年4月に、熊本県にある再春館製薬所の本社で初開催したファンフェスタには、全国や海外から約1000人のファンが集結。また、2025年度のドモホルンリンクル関連のSNS上の口コミは、前年比で約10倍になった。購入意欲にも直結しており、メンバーの年間購入額は、ドモコミュに属していない会員と比較して1.1〜2.6倍(ランクにより変動)になっているという。
ドモホルンリンクルでは、どのようにファンコミュニティーを運営し、成果につなげているのか。田中氏に「ドモコミュの戦略と反響」を聞いた。
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