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「またAIか」と思ったら違った トヨタやクボタが“ゲームエンジン”に注目する理由:スピン経済の歩き方(2/5 ページ)
モノづくり産業をはじめ、多くの分野で注目されているゲームエンジン。米国発のゲームエンジン「Unity」を活用したソリューション開発を手掛けるイノワークスの代表取締役CEO・石林氏に、その可能性を聞いた。
日本の製造業が変わる、ゲームエンジンの可能性
2025年にUnityの開発元であるユニティ・テクノロジーズ・ジャパンが発表した「Unity Awards」で、「Innovation Award」を受賞したイノワークスの石林CEO(Lin Shi)氏はこう述べる。
「ゲームエンジンが普及することで、日本の製造業の働き方は大きく変わります。モノづくり現場の課題である、熟練技術者のナレッジ継承も、ゲームエンジンによって解決につながるでしょう」
まず、石氏が指摘するのは「モノづくり現場におけるリモート・バーチャル体験の拡大」だ。
商品開発に関する会議や商談は、これまで対面が基本だった。プロダクトの実物を見なければ細かなデザインは分からず、実際に手に取って確認しなければ、仕様に問題がないか、想定通りに動作するかを検証できないからだ。
ただ、それらはモノづくり現場で働く人たちの時間や労力を大きく奪っていた現実もある。小型プロダクトなら出張時に持参すればいいが、パワーユニットやモーター、エンジンなど、大きくて重いものは現物を輸送しなくてはいけない。海外企業との会議や商談の場合はさらに大変で、技術やデザインの責任者を何日間か拘束しなくてはいけない。
しかし、ゲームエンジンを活用してプロダクトをデータ化してしまえば、多くの確認作業をリモートで行えるのだ。
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