コラム
池袋は本当に“一人負け”なのか 新宿・渋谷との比較で見えた街の個性(3/5 ページ)
最初に「副都心」に定められた池袋・新宿・渋谷の中で、池袋は“一人負け”と言われることがある。それはなぜなのか?
池袋は、新宿・渋谷と何が違うのか
新宿で大きな存在感を放っているのは都庁だ。1991年に都庁が丸の内から移転して以降、新宿は行政機能が集積する街となった。周辺には高層ビルがあり、多くの企業がオフィスを構えている。駅周辺の繁華街が注目されがちだが、行政やオフィスの集積地となっているのが特徴だ。
渋谷は、長らく流行の発信地として知られてきた。近年ではスタートアップをはじめとするIT企業も多く集まり、渋谷駅周辺の再開発によってさらに多くの企業がオフィスを構えるようになった。流行の発信地から、働く街としての存在感も高めてきた。
一方、池袋は同じ副都心でありながら、オフィス街としての印象は新宿や渋谷ほど強くない。再開発が進んでいるものの、その動きが広く認知されているとは言い難い。巨大ターミナルであり、多くの人が行き交う街であるにもかかわらず、都市としての役割や特徴がやや見えにくいのである。
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