マイカー離れが進む中でもJAF会員は過去最多 なぜ2074万人まで増えたのか(4/4 ページ)
マイカー離れや免許返納が進む中、JAFの会員数は2074万人と過去最多を更新した。カーシェア利用者が増える時代に、なぜ支持を広げているのか。その理由を探った。
クルマが売れにくい時代に
JAFの強みは、裏を返せば外部チャネルへの依存度が高い構造ともいえる。新規入会の6割超は、自動車販売店を経由しており、クルマの購入や点検といった、不安や備えへの意識が高まる場面で案内される導線だ。
この仕組みは、クルマの販売や保有を前提として成り立っているともいえる。マイカー離れが進み、クルマの購入そのものがさらに細れば、加入の入り口が狭まりかねない。
加えて、人口減少と免許保有者数の減少は今後も続く。いまは家族会員制度などで会員数全体の増加を保っているが、この基調がいつまで続くかは見通しにくい。JAF自身、中長期の会員数について「具体的な見通しを申し上げる段階にはない」としている。
しかし、クルマの所有は減っても、移動はなくならない。災害リスクや物価高への不安も高まっている。「人」にひも付くサービスというJAFの特徴は、移動を取り巻く環境の変化によって改めて注目されている。
JAFが支持を集める理由は、ロードサービスそのものではなく、その先にある「安心」を提供している点にある。クルマ社会の変化の中でも、JAFは独自のポジションを維持していく可能性が高い。
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