ローソン、“具無し”で2割安価な「冷凍ラーメン」発売 累計500万食販売のカップ麺を冷凍食品に、狙いは?
ローソンは6月30日、具材をなくすことで価格を抑えた冷凍麺2商品を発売する。累計500万食以上を販売した「スープ激うま!」シリーズを初めて冷凍食品として展開する。
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ローソンは6月30日、具材をなくすことで価格を抑えた冷凍麺「スープ激うま!特濃豚骨 ラーメン」「たれ激うま!油そば 旨辛オイル付き」(いずれも297円)を発売する。価格は、ローソンで販売するオリジナル冷凍麺の平均価格より2割以上低く設定した。
「スープ激うま!特濃豚骨 ラーメン」は、豚骨エキスやポークオイルなど11種類のポーク原料を使用し、濃厚なスープに仕上げた。麺とスープを一緒に冷凍しているため、器に移して水を加え、電子レンジで温めるだけで食べられる。通常の冷凍ラーメンのように麺とスープをそれぞれゆでる必要がなく、手軽に調理できるのが特徴だ。加える水の量によって、味の濃さを調整できる。
同商品は、2024年10月に発売したカップ麺「スープ激うま!」シリーズ初の冷凍食品となる。スープ激うま!シリーズは「高品質なカップラーメンをお手頃価格で食べたい」という利用客の声を受けて開発した。スープの味にこだわる一方、具材を省くことで価格を238円に抑え、累計販売数は500万食を超えた。
SNSでは卵やマヨネーズなどを加えて好みにアレンジできる点も話題になっているといい、冷凍版でも同様の需要を見込む。
同じコンセプトで具材を省き、たれのおいしさにこだわった汁なし麺「たれ激うま!油そば 旨辛オイル付き」も発売する。しょうゆベースのたれに、ニンニク、豚・チキンエキス、メンマのうま味を加えた。別添えの旨辛オイルで辛さや風味を調整できる。
ローソンによると、気温が上がる夏場は汁なし麺の需要が高まる傾向があり、2025年7月の汁なし即席麺の売り上げは前月比で約2割増加したという。
2商品はいずれも、30〜50代の男性を主なターゲットとする。冷凍食品はストック需要に加え、仕事帰りに購入してそのまま夕食として食べる「即食」の利用も増えているという。
今回、冷凍麺を発売した背景には、冷凍食品市場の拡大がある。日本冷凍食品協会によると、2025年の国内冷凍食品消費量は前年比103%となり、年々増加している。
冷凍食品は、一括製造や長期保管、計画的な物流が可能なため、チルド商品よりコストを抑えやすい。物価高の中、手頃な価格で購入できる商品として需要が拡大しているという。
ローソンでもオリジナル冷凍麺の販売は好調だ。2025年度の売上高は、米価格の高騰を受けた代替需要も追い風となり、前年度比で2割以上伸長した。
一方、商品本部 米飯・デリカ部マーチャンダイザーの越智奏子氏によると、冷凍食品売り場に立ち寄る人は比較的少ないという。カップ麺で知名度を高めた「スープ激うま!」シリーズを冷凍食品にも展開し、まずは認知を広げることで売り場との接点を増やす狙いだ。
ローソンは新商品の投入により、7月の冷凍食品カテゴリー全体の売上高を前年比で約1割増としたい考えだ。
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