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音楽のヤマハが「あえて聞こえにくくする」謎音声 オフィスや病院で導入進む、逆転の発想アセットの「再定義」(5/6 ページ)

楽器メーカーとして知られるヤマハが手掛けるのは、「音を良くする」のではなく「あえて聞こえにくくする」技術だ。会話漏れを防ぐスピーチプライバシーシステムは、病院や企業で導入が拡大。コロナ後のオフィス環境の変化を追った。

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長年培ってきた知見が財産

 ヤマハといえば、やはり「音楽のヤマハ」が想起される。

 一方で、「音や音楽の技術が、人々の課題解決や幸せにつながっていくという意味では、この商品もヤマハらしい製品だと感じる」と金子さんは話す。

 「音を出す」商品を通して、良い音を追求してきたヤマハ。同時に「音を聴く」のに適した環境づくりに取り組んできた。

 同社が持つのは「楽器メーカー」という肩書だけではないのかもしれない。人が音をどう感じ、どうすればより良い音が聴ける空間を生み出せるのか。長年培ってきた音に関する知見が、こうした事業の土台になっている。


スピーチプライバシーシステムのコントロールユニット(アンプ)

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