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客単価が約1.5倍! なぜディズニーは高価格路線にかじを切ったのか 「夢の国」から遠のく未来のファン(4/5 ページ)
オリエンタルランドの株価が低迷している。2025年度の売上高は過去最高を更新したのに、なぜなのか。将来のディズニーを支える「ある属性」の減少についても触れながら、近年の業績を振り返る。
ディズニーで広がる「若者離れ」
回復しない入園者数も株価の下落につながった。ディズニーリゾートの来園者は男女比が約3:7で、年齢別では18歳以上が7割以上を占める。つまり、「大人の女性」が中心の業態だ。値上げによって入園者数が減少しており、前述の通り年間2700万人を推移している。
特に、筆者が冒頭で「ある属性」と表現した18歳未満の客数減少は懸念材料だ。オリエンタルランドが公表する来園者数と年代別来園比率のデータをもとに計算すると、18歳未満の客は2019年3月期に900万人以上が来園し、翌年度は772万人が訪れた。しかし、直近の3年間は減少し続け、2025年度は672万人となった。少子高齢化という理由だけでは片付けられないペースで減少している。
中人(12〜17歳)の1デーパスポートは、2019年は6400円だったが、現在は6600円以上で販売されている。最低価格はあまり変化していないが、最高価格は9000円まで引き上げられ、以前より気軽に訪れにくくなった。
オリエンタルランドが2012年にテレビCMで宣伝していたように、若い頃の体験や感動が大人になった際の来園動機につながる。子どもの頃に家族と訪れた少女が、学生になって制服でディズニーを楽しみ、成人して友人やパートナーと訪れるといったパターンだ。若年層の来園者数の減少は、10年後の「大人の女性」の客数に悪影響を与えるかもしれない。
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