行列店「コナズ珈琲」にも“課題”があった 社長が明かす次の一手は?(5/5 ページ)
行列必至のハワイアン カフェ・レストラン「コナズ珈琲」から、姉妹ブランドが次々と誕生している。カフェブランド「KNOWS COFFEE(ノーズコーヒー)」とダイニングレストラン「goodNess(グッドネス)」を開業し、行列ができる人気店も生まれている。どんな店なのか取材したところ……。
好調ながらも見えてきた課題
ノーズコーヒーは、1・2号店ともに商業施設の開業に合わせてオープンしており、初日は長い行列が発生する人気ぶりに。その後も好調が続き、特にレイクタウンアウトレット店は、想定以上のにぎわいだという。
「コナズ珈琲の新業態だと知って、来店された方が多い印象です。パンケーキやサンドウィッチが人気で、特に越谷は想定よりも食事需要が高い。ハワイコナ100%のコーヒーも注文が多く、ウォッシュド製法のほうが好まれていますね」
良い反響が得られている一方で、当初の想定とのズレも見えてきた。イオンモール津田沼 Southの店舗では、20〜40代のターゲットに対して、平日の日中は高齢者の利用が目立つ。また、食事メニューの注文が多いためキッチンが混み合いやすい。現在、これらの課題への対応を検討しているという。
グッドネスは、モーニングとランチの利用が多く、ランチではロコモコが圧倒的な人気を誇る。立地柄、訪日外国人の来店も多いそうだ。目下の課題は、夜の時間帯にアルコール需要をどう取り込むかだという。
「コナズ珈琲だと思って来店される方もいて、現状はノンアルのドリンクと食事を注文する方が多いです。お酒をゆっくり楽しめる店だという認知を広げて、夜間の予約をしっかり獲得していきたい」
新業態を進めつつも、コナズ珈琲が主軸であることは変わらない。次いで、注力したいのはノーズコーヒーだという。「家賃を抑えつつ、人通りの多い立地に出店していく。いずれは海外でも展開したい」と阿部氏はノーズコーヒーの展望を話した。
国内カフェ市場は、スタバが頂点に立つ。全国に2116店舗(2026年3月末現在)を構え、都心の店舗は常に満席状態だ。一方で世界市場に目を向けると、スタバが低迷し、中国発のコーヒーチェーン瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)や茶飲料チェーンCHAGEE(チャジー)が台頭している。近い将来、国内でもゲームチェンジが起こる可能性はありそうだ。
著者プロフィール:小林香織
1981年生まれ。フリーランスライター・PRとして、「ビジネストレンド」「国内外のイノベーション」「海外文化」を追う。一般社団法人 日本デジタルライターズ協会会員。エンタメ業界で約10年の勤務後、自由なライフスタイルに憧れ、2016年にOLからフリーライターへ転身。その後、東南アジアへの短期移住や2020年から約2年間の北欧移住(デンマーク・フィンランド)を経験。現地でもイノベーション、文化、教育を取材・執筆する。2022年3月からは東京拠点。
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