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「他社がまねをする商品をつくれ」 シャープが独創性にこだわった背景大阪ビジネス(3/3 ページ)

関東大震災で全てを失いながらも大阪で再起したシャープ。創業者・早川徳次が掲げた「他社がまねをする商品をつくれ」の精神は、国産初のラジオや世界初の電卓、液晶テレビへと受け継がれていった。

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大阪ビジネス』(大野雄斗/クロスメディア・パブリッシング)

 大阪人は「人と同じこと」を嫌う傾向があります。シャープの製品づくりには、常にその精神が宿っていました。テレビがブラウン管だった時代に液晶へと舵を切る。ラジオが 始まる前にラジオを開発する。機械式の計算機が主流の時代に、電卓をつくり上げる。

 既存の市場に安住しない姿勢はある意味で「サービス精神」の現れでもあります。「お客さんを驚かせてもっと面白いものを見せたい」という、大阪のエンターテインメント気質が、電子機器という形を借りて表現されているのです。

 もちろん、現在も、そして過去も独創的であるための苦難はいくつもありました。それでも「マネされるような斬新な商品づくり」を心がけるシャープの尖った精神からは、大事な心構えを学ぶことができます。

大野 雄斗(おおの・ゆうと)

在阪テレビ局の報道記者

1997年、愛知県春日井市生まれ。2020年、京都大学文学部卒業。

在阪テレビ局入社後、報道記者として配属。新規ビジネスや企業調査など経済分野の取材経験がある。そのほか、大阪府警担当として、殺人事件などの凶悪事件を扱う捜査一課や、知能犯を扱う捜査二課などを取材。

その後、奈良県警担当として安倍元総理銃撃事件などを取材し、神戸支局では兵庫県および徳島県の話題を専門に取材。

現在はWEBニュースの執筆や配信を担当している。


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